BLOG 世界の都市と鉄道

YAHOO BLOGの「世界のニュース時評}(2009-2019)と「経済投資市場情報を多言語で」(2018-2019)の中から写真付きの投稿のみ選んでこの、はてなブログに移行させました。

混浴を考える

旅行業法の規定だとか、地方自治体の条例だとかでがんじがらめにされ、それ加えて、後継者不足、ワニ被害の影響で減り続けている混浴温泉。僻地の活性化とか、色々いい側面もあるのに、堂々と混浴振興を主張することにはためらい・障害がありました。しかし、年金生活に入って勤務先とかを気にする必要もなくなり、妻もこういったことを公に書くのを理解してくれるようになり、そしてまたこの1年弱、甲子温泉に始まって多くの混浴温泉で良い体験をさせてもらって、使命感から書くべきだと思うようになりました。

私は女性の裸体を眺める側の男性なので、下心・いやしさを読者は感じ取るかも知れません。でも、本当に混浴温泉を楽しむと、心がなごみ、街を歩いて様々な着衣の女性達とすれ違う時、皆さんそれぞれに良さがあるなあ、と思う、心の余裕が出てきたことは事実です。裸の付き合いはよく男同士の入浴について言われますが、それは異性の入浴でも全く同じだということ、それは未来であり、素晴らしかった古代への回帰でもあると思うようになりました。

女性から見た混浴のメリットとして、「女性専用風呂は外部から見えないようにガードが堅い構造、従って眺めが悪い」ということがよくブログに書かれています。また、「カップルが仲良く入浴を楽しめる」ということにも大方の人は賛成でしょう。「年老いた父(母)を娘(息子)が介護しながら入浴」というメリットについても誰も否定できないでしょう。

それなら混浴ではなく、貸し切り風呂はどうなの?という疑問点については、大勢が一緒にひとつの空間を共有する混浴のほうがスペースの有効利用ができる、という一般的な回答のほかに、私としては以下の考察を付け加えたいと思います。

ここに一組の仲の良い夫婦がいます。近所にもう一組の仲の良い夫婦がいて、お互いに好感を持ってはいたものの、会った時に挨拶を交わすくらいの間柄でした。ある時、何かのきっかけで、この4人が交流を深めるために温泉旅行に行こうか、という話をしたとします。この場合、行先としては、混浴風呂のある温泉、貸し切り(個室)風呂のある温泉、どちらが適切でしょうか? お互いに交流を深め、完全に気心が知れたら貸し切り風呂も良いかも知れません。でも、内から鍵をかけられるお風呂は、交流の浅い人にとってはリスクを感じるかも知れません。オープンな構造で、他の客からも見守られている混浴風呂のほうが、交流の浅い人間が裸の付き合いをする場所としては好適だろうと思います。

高級レストランでのパーティとかいった交流には、衣装代・クリーニング代といった付加的な費用が発生します。一方、混浴温泉での交流の際は、浴衣が貸与されますし、お風呂に浸かるときは、浴衣を脱いで裸になるだけでよく、費用が発生しません。

女性が裸を見られることについて、肯定的な側面があることにも留意すべきです。以下のアイデアを本日、Twitterに書いてみました。

「巨乳には巨乳の貧乳には貧乳の良さがありますね。お尻も同様です。私は減り続けてきた混浴をふやす努力をすべきだと思っています。若い男性がまず顔で相手を選んでいる現状の改善です。お顔は十人並みだけど、もち肌のむっちりした肉体は素晴らしいといった女性にアピールの場を提供すべきです。」

この文章の最後のところ、最近訪問したある温泉のお風呂で一度に4名の若々しい女性の皆様の裸を拝ませていただいて実感したものです。