BLOG 世界の都市と鉄道

YAHOO BLOGの「世界のニュース時評}(2009-2019)と「経済投資市場情報を多言語で」(2018-2019)の中から写真付きの投稿のみ選んでこの、はてなブログに移行させました。

グローバルブルーでEU付加価値税払い戻し実体験

以下、YAHOO BLOG 「経済投資市場情報を多言語で」2018年9月25日記事を転載

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8月にフィンランドスウェーデンに旅行した時に、かなり久しぶりに空港での払い戻し手続きをしました(*)。かなり以前に手続きした時には、シェンゲン協定が多くの国々にまで拡大していませんでしたし、グローバルブルーという会社が払い戻し手続きを代行するという現状の姿になっていませんでした。日本人旅行者でグローバルブルー利用を考えている方は、「地球の歩き方」の中の記載とか、グローバルブルー日本事務所(外国人の方が英語・日本語で説明)に電話して確認すると思います。でも、実際に自ら旅行して現地で手続きすると、日本で得られる情報との差異を感じます。そこで、このブログで私の経験談を紹介することにしました。

なお、欧州といっても国によって、グローバルブルーの取り扱い手続きに差異があり、日々変化しているようです。この経験談は、あくまでも2018年8月に、ヘルシンキ市内で免税対象品を購入してストックホルムに移動、ストックホルム市内でもう一つの免税品購入。その後、ストックホルム・アーランダ空港で払い戻し手続きをして、ヘルシンキ・ヴァンター空港トランジットで帰国した場合の経験談としてお読みください。また、ストックホルム市内に近いブロンマ空港から帰国の場合は、以下のようなスムーズな手続きになるとは思えませんので、ご承知おきください。
 
アーランダ空港のグローバルブルーデスクのあるターミナルはスカンジナビア航空が発着するT5のみでしたが、最近、フィンエアーが発着するT2にもデスクができたということで探してみたところ、見つかりません。結局わかったのがT2では、Menziesという会社のカウンターがあり、そこでグローバルブルーの業務を代行しているということでした。そのカウンターで、フィンランド国内購入品1件と、スウェーデン国内購入品1件の払い戻し手続き申請書類、パスポートコピーを提出したところ、下記の写真のような証書をもらいました。
地球の歩き方 北欧'17'18」の423ページの記載(手荷物の場合は出国手続き後に税関スタンプをもらう)に従い、私は、ヘルシンキ・ヴァンター空港内のシェンゲン外に出国するゲートを出た後に、グローバルブルーのカウンターで、この証書を示して最終手続きするものと思っていました。
この出国ゲートを出たところは、シェンゲン外に出発する客のための大きな免税ショップ(ターミナルじたいは増築工事中)で、グローバルブルーカウンターはすぐに見つかりましたが、手続きを待つ多くの乗客の列(ほとんどが日本人)で殺気立った雰囲気(搭乗時刻まで間に合わない!!)でした。やっと私が手続きをする番になったとき、そのフィンランド人係員(日本語会話レベルがビジネスレベル)の方が言うには、その証書をアーランダ空港でもらった段階で手続きは完了しており、追加の手続きは不要とのことでした。帰国後、成田空港ロビーでの投函も不要とのことでした。その方の言うことを信じてそのままにしておきましたが、最近もらったクレジットカード会社からの請求では、2件とも免税(払い戻し)分の金額が引き去られた金額になっており、ヴァンター空港のグローバルグルーカウンターの方の言うことが正しかったことが確認できました。きっと、アーランダ空港のカウンターでの手続きシステムが同社の処理システムの中でも先を行っていて、手続きをより容易にしているのだと思います。

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Menzies(アーランダ空港)で手続き後の書類

(*)実は、2016年夏にアイスランドを旅行した時、レイキャビク市内の土産物店でチョコレートをたくさん買ったところ、店の人が、こちらから何も要求していないのに、付加価値税払い戻し用ドキュメントを用意してくれました。この時もらったドキュメント(長いレシート状)を搭乗手続きカウンターの近くの免税カウンターで手続きしたところ、その場で手続きが完了しました。この時、帰国は、コペンハーゲン経由でしたが、レイキャビク空港とコペンハーゲン空港の間では出国手続きなし。コペンハーゲン空港内にあるシェンゲン外への出国手続きを通る際にも、一切VAT払い戻し手続きはしていません。この時は、グローバルブルーも一切関与していなくて、グローバルブルーの存在すら認識していませんでした。